2014年6月25日
唐津市支所の農業委員会に、農地転用完了証明願いを提出。
農地転用の許可を取ったのは2008年8月だった。木々を植えたのは翌年2月。
あれからもう5年経って、木々が大きく生長したからだ。
もともとは水田だった。
農業経験のない元サラリーマンに田は買えない。
そこで名義は元の地主のまま、農地転用許可を取って山林に地目変更した後に、
所有権移転の登記をしようという算段。
「植林と作業小屋」の名目で、小屋を建て、木々を植えた。
クヌギ50本を中心にケヤキ、モミジ、サクラ、イチョウ、クリなど。
所有権移転してしまえば、その後何を造っても構わないが、
基本的には今のまま森づくりを続けるつもりだ。
道路をへだてた向かいの山林は、売買契約を交わした後、すぐに所有権移転登記をした。
売買契約、登記、農転の許可申請、そのための同意書集めに、
小屋づくりの準備や、上流からの水引き込み作業などの合間をぬって、一人で走り回った。
司法書士などには頼まなかった。
金を節約するという意味もあったが、それ以上に、
苦労しても、未知のことを何でも楽しんでやれという気持ちだった。
棟上げ(2009年1月)には、今は亡きたけみっちゃんら4人が手伝いに来てくれた。
狐狸庵の夫婦も昼におでんを用意してくれた。
小屋は100万円内外(道具代込み)で完成した。
100本を超える苗木は、森林組合を通じて2万数千円で手に入れた。
あれからもう5年を過ぎた。
高さ1mにも満たないひょろひょろだった苗木は、ずいぶん大きくなった。
幹が大人の腕より大きくなったものや、まだ子供のそれみたいなものなど、
一本一本違いはあるけど。
閑話休題。
庭づくりの初期に植えた2本のヤマブドウのうち1本が、
思いがけず生き残っているのを見つけた。
雑草に埋もれて、草刈り機で刈ってしまったと思いこんでいた。
3年ぶりか、4年ぶりか。生きていたとは知らぬ仏の・・・。うれしいね。